自分が今のWeb業界に入った理由は「パソコンで絵を描くのが楽しくて、その技術を活かせる仕事が“偶然”あったから」。ただそれだけの理由。
18歳で大阪に出てきて、専門学校で2年、それからフリーターを3年半。
地元にも帰らずいつも同じメンバーで遊んでいたので、自分の周りにはTHEビジネスマンと呼べる人は居ませんでした。
「なんだか楽しそう。」で業界に入り、ビジネスマナーなんて何も知らない状態でいきなりお客様先へ訪問。結果は当然、クレームの連続。
それでも頭のどこかで「この業界はイマドキな業界だから、マナーには寛容だ。」「そもそも自分はデザイナーだから、世間のサラリーマンのようなビジネス教養は要らないよね。」と思っていました。
ところが、どうだろう。
それから数年経過し、仕事のこと、業界のこと、社会のことが見えてくると少し景色が変わってきました。
クライアントの規模は大きくなり、Webの業界も流行ではなくなってくると「当たり前のことがちゃんと出来る」、ビジネス教養の重要性に気付き始めました。
- 挨拶をちゃんとする
- 時間や納期をちゃんと守る
- 報告、連絡、相談をちゃんとする
- TPOに合わせてちゃんとした身だしなみを整える
- 社会人としてのちゃんとした行動をとる
僕は30歳を過ぎてから、これに気付きました。
自分を勝手に特別扱いしちゃダメで、当然甘やかしてもダメ。
クライアントの大小、業界のトレンド、そんなものがビジネス教養を学ばなくて良い理由にはなりません。だって、当たり前なことなんですから。
仕事は基本が最も大切。いわゆる仕事のABCですね。
A:当たり前なことを
B:バカにせず
C:ちゃんとやる!
「バカにしてないのに、今でも出来ない自分はバカなのか?」と思ってしまう時もありますが、それぐらい当たり前なことをちゃんとするのは難しいことなんでしょうね。
ではまた。